【ニューヨーク女子一人旅#0】実際の費用やスケジュールなど
2023年2月社会人2年目の冬に4年ぶりの海外旅行をしてきました。初一人海外、行き先はニューヨーク、英語はほぼ話せない状態で。
勢いで飛行機を取ったことで始まった旅なのですが、同じように一人ニューヨークを計画している方の参考になると嬉しいです!
ニューヨーク旅概要
期間
5泊7日
木曜の夕方発の便に乗り、時差で同日木曜の夜にニューヨークに到着。その日から5泊したので朝から晩まで丸々4日分動いて火曜の朝一の便でニューヨークを発ちました。
費用(全体)
254,756円
ざっくり26万円弱ほど
現地滞在中の出費については極力その場と一日の終わりにスプレッドシートで家計簿をつけるようにしていたため実態と大きくずれてはいないかと思います。
内訳については下に記していきます!
航空券(東京⇆ニューヨーク) 128,330円
ロサンゼルスでの乗継便で購入時点で往復13万円ほど。スカイスキャナーで比較した後航空会社の公式サイトで予約しました。
シンガポール航空が発券している乗継便で成田⇆ロサンゼルスはシンガポール航空の国際線、ロサンゼルス⇆ニューヨークはジェットブルーという航空会社でのアメリカ国内線に乗るという便です。
他社乗り継ぎではあるもののシンガポール航空とジェットブルーは個別提携しておりスルーチェックインが可能でした。
自力乗継便だともう少し安い便もあったのですが、私の英語力で自力での乗継は何かトラブルがあったときに厳しいと判断しこちらの航空券にしました。不安だった乗り継ぎもスムーズにこなせ、機内食も美味しくCAさんも優しくなかなか良い選択だったのでは?と思っています。
宿(5泊) 44,240円
4泊 29,885円($215.10)
1泊目〜4泊目はマンハッタン島内のホステルへ、女性のみ6人部屋のドミトリーに宿泊していました。
ドミトリーではあるものの共用の水回りなども清潔で、ホテルの価格が脅威的な高さのニューヨークではとても有難いお値段でした。綺麗めな合宿所というイメージです。
1泊 12,670円($90.5)
最終日である5日目は、翌朝の便が早朝だったため空港近くのホテルに宿泊。
一人で広々使えて、早朝であっても空港まで送迎してもらえてありがたかったです。
観光費用 29,814円
ニューヨークC3チケット 12,485円 ($96)
ニューヨークの主要観光地の中から任意の3カ所を回れるニューヨークC3チケットを事前に購入していました。
通常入場料が高いトップオブザロックなどに行きたい場合はかなりお得になったかと思います、画面を見せるだけで入場できて、チケット購入列に並ばなくていいのも嬉しいポイント。任意の5ヶ所を回れて$138 のニューヨークシティパスのほうが有名だと思うのですが、確実に行く予定だったMoMAが対象に入っていたのがC3チケットのみだったため今回はC3チケットを選択しました。
メトロポリタン美術館入場料 約4,000円 ($30)
メトロポリタン美術館はシティパスで回れる施設には入っていないため別途で購入しました。現地でも購入は可能ですが事前に時間指定で購入しておくのが安心かと思います。
私は公式サイトから日時指定で事前購入しました。
ブロードウェイチケット 13,329円 ($95)
滞在中に一度はブロードウェイを観劇したく、事前に代理店経由でチケットを手配していました。英語があまり得意ではないため視覚的にも楽しめそうかつ劇場も歴史ある「アラジン」を選択。
現地で購入したり代理店を通さず直接購入したほうが安く済んだのかなとは思うのですが、1回は確実に観劇したかったこともあり代理店経由で手配することに決めました。
※以下の代理店経由で手配したのですが現在ブロードウェイチケット予約は停止しているようです(2023年5月時点)
その他費用
交通費 13,365円
飛行機以外、現地での交通費は上記の金額でした。主に以下費用が含まれているイメージです。
https://www.coachusa.com/airport-transportation/newark-airport
- メトロ
- 観光などマンハッタン島内の移動に使用
食費 21,343円 ($153)
食費についてはかなり節約できたかな?と思っています。グルメをテーマに置いた旅行ではなく、しかも一人旅だったのでスーパーで買ったスープとデリで夕食を済ませたりしたことが多かったです。
夜を軽めにした代わりにモーニングはがっつり食べて調整していました!
お土産代など 17,764円
家族や友人、職場へのお土産代は上記になりました。
職場へのばら撒きお土産はスーパーでまとめて購入、友人や家族には主に美術館で小物を購入して渡しました!
スケジュール
各日の詳細はそれぞれ書こうと思っているものの、滞在中に訪れたところは以下です。
旅行会社のツアーなどは使用せず、自分で旅程を組んで好き勝手に回っていました。
基本的にマンハッタン島から動かずメトロと足を駆使して歩き回っていました。現地滞在4日で結構詰め込めたのでは…?
現地1日目
初日は今回の旅行の大きな目的の一つであるメトロポリタン美術館へ!
結構な時間滞在したので観光地はここだけになりました。
行ったところ
現地2日目
この日のメインMoMAを中心にタイムズスクエア周辺の行きたかった場所を巡る日でした。
行ったところ
現地3日目
この日は自由の女神からスタートしマンハッタンの南側を回る日でした、最後は初めてのブロードウェイミュージカルを観賞。
行ったところ
- 自由の女神
- ニューヨーク証券取引所
- ワールドトレードセンター跡地
- ブルックリンブリッジ
- ブルックリン散策
- SOHO散策
- ブロードウェイ鑑賞
現地4日目
実は渡航前にしっかり予定を組んでいたのは3日目までで、最終日である4日目はその日に行きたいと思ったところに行こうと思っていました。
滞在中幸運なことに雨に降られることはなかったものの3日目曇り空だったことがあり青空の下のブルックリンブリッジが見たくて2日連続で訪れたり。一人旅ならではの柔軟性があるスケジュールになりました。
行ったところ
一旦こんなところで…!各日についてはまた細かく書いていければと思います!
▽その他のニューヨーク旅行記はこちらから
【ニューヨーク女子一人旅#2】ロサンゼルス空港乗り継ぎ〜ジェットブルーで深夜のニューアーク空港へ
2023年2月、ニューヨーク女一人旅行記の続きです、前回の旅はこちらから!
ついにアメリカ大陸に上陸
今回とった飛行機は、ロサンゼルス空港でアメリカ国内線(ジェットブルー)に乗り継ぎを実施する便でした。
もう少しでロサンゼルスに着く!という写真、もうほぼアメリカ大陸じゃん…と胸が高鳴ります。
着陸30分ほど前にSIMカードの入れ替えを実施。これまでの海外旅行は全てポケットWi-Fiを利用していたため機内や旅先でSIMカードを入れ替えるのは初めてだったのですが思っていたよりスムーズに入れ替えが出来ました。
わたしが使用したSIMカードはこちらです。
7日間使い放題のプランにしたのですが滞在中電波の途切れや不調などもなく不便なく使用できました。ポケットWiFiはWiFi機器自体の充電なども気にしなければいけないですが、SIMカードは一度入れ替えれば国内と同じように使用できるのでとても便利でした!
SIMピンが付属していたり、普段入れ替えたSIMカードを収納できるポケット付きのケースになっていたのが地味にありがたかったです。
国内で事前に使用開始日時等を登録しておく必要があるのでお忘れなく!付属の紙を見ながら簡単に設定でき、5分ほどで終わったかと思います。
いよいよ着陸寸前、自分のiPhone で音楽を聴いていたのですが着陸の瞬間なぜか普段聴かないTravisJapanの「JUST DANCE」が流れ、全米デビューした彼らと人生初のアメリカに臨む自分が謎にリンクしたことを覚えています…。
飛行機は無事着陸、長時間のフライトで固まった体をほぐしつつついに人生初のアメリカ上陸です!
入国審査とトランジット
飛行機を降りてすぐアメリカ上陸の喜びも束の間、入国審査の流れ等について全く予習していなかったことに気付きました。
大まかに
- 入国審査を受ける
- 預け荷物を受け取り、検査の上再度預ける
ことは理解していたものの細かい仕様などについては分かっておらず…。飛行機を降りて人の流れに沿って進むと「Welcome to The United States」というような文言が目に入ったのですが、そもそも入国できずにwelcomeもされなかったらどうしよう…と不安が募ります。
周囲の人の流れのままに歩いていくと入国審査の列らしき場所に辿り着き、ドキドキで審査を待つことに。そもそも出入国カード必要なんだっけ…?など直前まで不安が尽きない状態でした。ESTAのコピーなどを入れたクリアファイルを握りしめつつスマホで受け答えの予習をして審査を待ちます。審査の窓口は30箇所ほどあり、結構な人数が並んでいたものの列に並び始めておよそ20分ほどで入国審査に。
パスポートを渡して簡単な問答に入ります。が、この問答に予想以上に苦戦することに…。
事前にネットで調べていた限りでは最低限一問一答で ①観光目的であること②社会人か、学生か③滞在期間④滞在場所 などが答えられたらなんとか大丈夫そうなどと思っていたのですが思ったより深掘りされて面食らってしまいました。特に
- (社会人だという回答の上で)具体的にどのような仕事をしているのか
- 何を目的に観光するのか(なぜ一人なのか?)
など聞き返された際は、落ち着いてゆっくり考えれば答えられそうなものの焦ってしまい一瞬頭が真っ白になってしまいました。
あたふたしながらも出来るだけ表情に出さないようにしつつなんとか回答し、入国を許可された瞬間は安堵で全身からどっと汗が噴き出ました。
入国審査が終わった後は預けていた荷物を受け取り、税関検査へ。ピックアップ自体はスムーズにできたものの、税関の場所がわからずスーツケースを転がしながらしばらくうろうろと空港内を彷徨っていました。道なりに進むとなんとか税関にたどり着き、荷物を預けて一安心。
入国検査で並んだり税関の場所に迷ったりはしたものの比較的滞りなく進行できたかなと思っていたのですが飛行機が到着してから入国検査〜税関を通過するまでおよそ1時間程度かかっていました。
乗り継ぎ時間は3時間、国内線ターミナルへの移動が必要なこともあり休む間も無く歩きます。
私が乗り継ぐ航空会社はジェットブルーだったのでターミナル5まで行く必要があったのですが、国際線到着のターミナルBから看板の表記の示すがまま歩いてターミナル移動の所有時間はおよそ5〜10分ほどだったかと思います。
とにかく早め早めに動きたくターミナル5についてすぐに保安検査へ。私が行ったタイミング(平日の現地時間昼12:00ごろ)では若干並んではいたもののそこまで混んでおらず5分ほど待つとすぐに検査が実施されました。検査自体はスタンダードなもの(手荷物検査と身体検査)でスムーズに終了しすぐに出発ロビーへ。
出発ロビーについて一番最初にしたことは水を買うこと。アメリカは国内線であってもペットボトルの液体持ち込みがNGとのことで、喉は乾いていたものの水の購入は保安検査終了後にしようと我慢していたのでした。
水を求めてロビー内の売店をうろつき、周囲の人の多くがエビアンの1リットルボトルを手に持っているのをみて郷に入れば郷に従えだ!と購入。価格は日本円で1,000円ほど、2023年2月時点で結構な円安ではあったものの物価の高さに驚きが隠せませんでした。
水を飲みつつ椅子に座ってうとうとしているとあっという間にボーディングの時間になります。
ジェットブルー機内
今回ロサンゼルス⇄ニューヨーク間ではジェットブルーという航空会社の便に乗りました。
ジェットブルーはアメリカ国内線および南米を中心にした一部国際線を主な航路とした航空会社です。ネットで検索するとLCCというような表記を目にすることが多く、どのような感じなんだろう…と若干不安に思っていました。
ただ実際に乗ってみると乗務員の方はにこやかで親切ですし飲み物やスナックの無料提供もあり、座席には一つずつモニター付きで席と席の間も狭すぎず、また私は使用しなかったものの会員登録をすれば機内で無料でWiFiも使えるとキャリアの航空会社とそこまで変わらない印象をうけました。
さすがに日本語対応のものはなかったものの映画やドラマなどの機内エンタメもかなり豊富でした。ただイヤホン等の無料配布はないため自分で持って行くかその場で購入しないと音付きでみられなかったためで注意です。
5時間ほどの空の旅もあっという間に終わり、ついにニューヨークに到着です!
【ニューヨーク女子一人旅#1】シンガポール航空でロサンゼルス国際空港へ
2023年2月、1週間の休暇をとり突然一人ニューヨークに行ってきました。
備忘録的に旅の記録を残していきます。まずは東京〜シンガポール航空機内についてつらつらと。
目次
- 都内から成田空港へ
- シンガポール航空 エコノミークラス搭乗
都内から成田空港へ
成田空港18時発の便だったのでお昼過ぎに都内から成田へ移動します。
スーツケースもあったので「エアポートバス成田」を使って銀座からバス移動にしました。
https://tyo-nrt.com/timetable/ginza
今まで成田に行く時は京急線を使っていたけど荷物を預かってもらえるし乗りっぱなしで良くて楽、今度成田に行く時もバス移動がいいかも・・・なんて考えつつ過ごします。
バスで1時間半ほど、成田空港国際線のターミナルへ!実に丸3年ぶり?
2月半ば時点で賑わいはほとんどコロナ前と変わらない印象、外国人観光客の姿も多数見られました。チェックイン開始まで少し時間があったのでターミナルをうろうろ。出発前に友人からアメリカに行くならマクドナルドのハンバーガーを食べ比べしてきたらよいと言われたことを思い出し、ちょうど小腹が空いていたこともありマクドナルドを探しつつ歩きます。
第一ターミナル側にマクドナルドを発見!
期間限定の油淋鶏バーガーが気になりつつ、アメリカにないメニュー食べても食べ比べにならないんだよな、、とチーズバーガーとアイスティーを購入。
小腹満たしにはちょうど良く一瞬で食べ終わりました。余談ですが結局アメリカ滞在中マクドナルドに行かなかったため、ただ成田でチーズバーガーを食べた人になってしまったのでした。だってあまりハンバーガー食べる気分にならなかったから…。気分が乗らなかったなら仕方ないですよね(自分に甘い)
アイスティーを飲んでいたらチェックイン開始の時間に。国際線で、しかも一人なこともあって早め早めに動きたくチェックインカウンターに向かいます。
平日とはいえチェックインは20分ほど並んだけれど比較的スムーズで、そのまま出国審査まで一気に済ませてしまいました。
特にトラブルはなかったものの強いて言えば出国手続きの際の手荷物検査でニューエラの「NY」とかいてあるキャップを失くしてしまい、今からニューヨーク行くのに縁起悪…と一人愕然としていました。
出国審査が終わってからは免税店を中心にショッピングエリアをうろうろ。
前回海外に行った時は学生で今よりさらにお金がなかったのでハイブランドの免税なんて目にも入っていなかったのですが、やっと目には入れられるようになってきました。
成田にはTiffanyの免税店もあるので本店で何を買うか偵察がてら入店してみたり。
現金の両替も出国手続きを終えてから行ったのですが並ぶしやっぱりレートが良くないな…と実感。基本カードで事足りるだろうと踏んで現金はほぼ両替しなかったので価格差はそこまで大きくなかったのですが、面倒くさがらずに先に街で両替しておくべきだったなと思いました。
あっという間に時間が経って搭乗前に。夜便なこともありロビーから見えた夕焼けがとても綺麗でした。我ながらいい写真!
シンガポール航空 エコノミークラス搭乗
帰省の際などに一人で乗ったことはあるものの、ひとりで国際線に乗るなんて初めての経験で本当に大丈夫なのか…とかなり緊張。
そんな時ほど時間はすぐ過ぎるもので登場時間に。
今回はシンガポール航空のエコノミークラス、成田→ロサンゼルス国際空港までおよそ9時間のフライトです。
機内エンタメも豊富だったのですが、イヤホンジャックが特殊な形でこれどうやって見るんだ…?と動揺していたところを客室乗務員の方に声をかけていただき、無事ゲットした機内専用のイヤホン。
離陸前に流れる機内安全ビデオがさりげなくシンガポールの観光地が登場するつくりになっていて、お、お洒落…!とテンションが上がりました。他の国の航空会社の機内安全ビデオも気になるところ。
シンガポール航空の機内安全ビデオはYouTubeにアップされていました!
離陸してしばらくすると飲み物とおつまみをいただけました。もちろんノンアルコールも含めいろいろと選べたのですが、旅の始まりを祝してハイネケンを選択。国内旅行もLCCが多めだったので機内でアルコールが飲めるのがとても嬉しい!
おつまみは塩気の効いたナッツでビールとよく合いました。
機内エンタメを物色している間にあっという間に夕食に。
機内食はチキンのドラゴンソースがけとマッシュポテトを選びました。もうひとつのメニュービーフカレーで、選んでいた方の食事を横目で見るに所謂な日本のビーフカレーという感じでした。
これが想像以上に美味しくて感動…ワインを飲みたい衝動に駆られたのですが、酔っぱらいすぎても困ると自分を抑え緑茶を選びました。
デザートにはいちご味のハーゲンダッツも!
私は日常でアイスを好んで食べることはあんまりないのですが、こういう時に食べるととても美味しい!
機内エンタメは最新の映画も揃っておりかなり豊富だったのですがよく見ると9割は日本語字幕なし、残りは日本語吹き替え。映画を字幕なしで楽しめる英語力は正直なく、海外映画の吹き替えが苦手ということもあり呪術廻戦を見ていました。原作漫画もアニメも見ておらずだったのですが面白かった…!
徐々に睡魔が襲ってきたので就寝準備、飛行機のお手洗いの中は宇宙船みたいで毎度テンションが上がります。
しっかり歯を磨いて就寝!3時間ほど眠るとうっすらと目が覚めてきました。
目覚めてすぐに機内食。このハイペース、国際線って感じがして懐かしいです。
朝食はシーフードパスタを選択、マカロニにトマトベースがかかっており、ホタテやエビなど具材がゴロゴロ入っていました。
デザートのモカケーキが想像以上に美味しく、コーヒーをいただいて目を覚まします。
到着地の時刻だと朝の8時ごろなのですが、日本時間だと午前1時ごろの出来事で若干胃もたれ気味です。
食べて一息つきつつ、気づくとロサンゼルス付近に。人生初のアメリカ上陸まであと少しです。
長くなってきたので次の記事に続きます!
【波照間島女子一人旅】行き方や注意点など、私的波照間島過ごし方ガイド
私が人生ではじめてひとり旅をしたのが2021年3月、行き先は沖縄県は八重山諸島、日本最南端の地波照間島でした。 波照間島のおすすめポイントやひとり旅の際の注意点を紹介していきます!
そもそも波照間島とは?
波照間島は沖縄県石垣島から南西42km、高速船でおよそ1時間半ほどの日本最南端の離島です。社会科の授業で習う最南端は沖ノ鳥島なのですがそちらは上陸が不可能ですので、旅行で訪れることができる日本で一番南の島ということになります。 周囲は約15kmの小さな島で、自転車を使えば半日ほどで島を一周することができます。 波照間島の海は「ハテルマブルー」と呼ばれる美しい青色をしており、また星が綺麗に見える島としても名高く12月から6月には日本で唯一南十字星を観ることが可能です。
一人旅にはおすすめ?
私の人生初の一人旅は波照間島だったのですが、一人旅が初めての方にもおすすめできる旅先だと思います。 波照間島自体のおすすめポイントはたくさんありますが、私が考える一人旅の方へのおすすめポイントは浮きにくいこと。 男女問わずふらっと一人で訪れているような方が多く、実際私以外にも年代問わず女性ひとりで来ている方が何人もいらっしゃいました。 私はいかにも観光地で観光客の集団やカップルがたくさんいる場所でずっと一人で過ごすのはハードルが高いな…と思っていたので一人旅の方が多いことはかなりプラスに働きました。(日本屈指の観光地である沖縄に一人で来ている時点でなにを言っているんだ?という感じですが…) 都会での生活に慣れていると不便に感じることもあるにはあるのですが、何もないけどなんでもある状況を楽しめる方ならきっと素敵な思い出になると思います!
波照間島への行き方
手段
波照間島への行き方は石垣港の高速船のみです。 島へのアクセスの手段は石垣港から1日往復3便の船のみ。所有時間は石垣〜波照間島間の直行だと1時間程度、西表島を経由すると1時間半程度です。 私は島で宿泊しましたが、石垣島からの朝の始発便を利用し、夕方の便で石垣島に帰って来れば日帰りで滞在を楽しむことも可能です。
料金
基本的には下記の値段です。
区分 | 片道 | 往復 |
---|---|---|
大人※中学生以上 | 3610円 | 6910円 |
子ども※小学生 | 1810円 | 3470円 |
※2023年1月9日時点
燃油の価格で変動があり、私は予約時の価格から変動があったため安永観光から払い戻しの連絡がありました。 石垣港の安永観光窓口でも購入は可能なのですが、webで事前に予約しておくと割引が効くため波照間島へ行く日程が決まったら予約するのがおすすめです!
船は揺れる?
波照間島への航路は外洋になるため一般的な船よりも揺れ船酔いしやすいことで有名です。 乗り物酔いしやすい体質なこともありかなり怯えていたのですが、大型フェリーだったことや比較的波が穏やかだったこともあり想定していたよりは揺れず行き帰り船酔いしないままで過ごすことができました。 ただ、飲んでいた酔い止めの効果がとても高かった可能性もあるため、人生で一度も乗り物酔いをしたことがなく三半規管にとても自信がある方以外は酔い止めを飲んでおくのがいいかと思います。 ちなみに私が飲んだ酔い止めはアネロンです。酔い止めはこれしか信用していません。
酔い止めは石垣市内の薬局などでも購入できたかと思いますが、念のため持参していくのがおすすめです。
波照間島の食事・宿・交通
波照間島の食事
波照間島には数はそこまで多くないものの素敵な飲食店がいくつもあります。 ただ営業時間がお昼過ぎまでのお店が多く、夜まで開いている飲食店は島在住の方も多く利用するため飛び込みだと日によってはどの飲食店にも入ることができず食事に有り付けない場合も。 民宿の場合は夕朝食付きのことが多く食事に困ることはありませんが、食事なしの宿に泊まる場合特に夕食については事前に島内の飲食店に予約を入れておくのがおすすめです。軽食は島内の共同売店で購入することもできますが夜遅くまでは開いていないため事前に石垣島のスーパーやコンビニエンスストアで食料を買って持って行くのがいいかと思います。
波照間島の宿
波照間島は日帰りで訪れる方も多いものの、サンセットや星空も含めて島を楽しみきるためには個人的には宿泊がおすすめです。 波照間島に本土や石垣島にあるようなリゾートホテルやビジネスホテルのような宿は存在せずほとんどの宿が民宿やゲストハウスで、私は「ゲストハウスNAMI」という宿に宿泊しました。 ゲストハウスNAMIは一組一部屋和室に泊まる形式で、水回りは男女別で共同使用です。 部屋や水回りは掃除が行き届いていて清潔でしたし他の部屋のひとり旅の方とも交流があるなど個人的にはかなりいい滞在でした。 ただ私は正直潔癖な方ではなくどこでも寝られるタイプなため水回りの共同使用に抵抗がある場合などは比較的ホテルに近い宿(ホテルオーシャンズなど)への宿泊がおすすめかもしれません。
波照間島の交通
波照間島内での主な移動手段は「原付」「電動自転車」「普通の自転車」の3つなのですが、私は「原付」もしくは「電動自転車」での移動をおすすめします。 波照間島に来た方は日帰りでも宿泊でも最南端の碑にいったりニシ浜に行ったりと島内を駆け巡ることになりますが、島自体はそこまで大きくないものの結構な距離を移動することになるため特に夏場は普通の自転車だと体力的にかなりきついです。 私は電動自転車で島内を巡ったのですが、電動自転車でよかった…と思う瞬間が結構な回数あったと記憶しています。 島の外側を巡っている時などに力つきると人もなかなか通らないですし、一人だとなおさら一緒にいる誰かに助けてもらう!なども難しいので…!
私は特に予約などをせず近隣の民宿で電動自転車を借りたのですが、繁忙期の場合は宿泊予約の際などに事前に電動自転車も予約しておくのがいいかと思います。 ※島内でレンタカーを借りられるようになったようなのですが、個人的にはそれでも原付か電動自転車がいいのではないかと思います。そもそも島はそこまで広くないですし、車だと風を感じながら島を巡る感覚が得られないのも勿体無いかもななどと思ってしまいます。
【北白川不動温泉】京都の秘湯に女子一人で行って来た|24歳0Lのひとり旅行記
2021年年末、比叡山ほど近くにある関西随一のラジウム温泉である北白川不動温泉に一人で行ってきました。実は一人で温泉に行くのは初めてだったのですが喧騒を忘れてとてもゆっくりと過ごすことができました。ひとり温泉これを機にハマってしまいそう。
不動温泉とは
不動温泉は京都市左京区に存在する厳選掛け流しのラジウム温泉です。不動温泉自体には宿泊はできず、日帰りでの利用となります。
アクセス
不動温泉の最寄駅は京阪バスの地蔵谷で、下車するとすぐに不動温泉があります。 【三条京阪】もしくは【京都駅】から「比叡平団地」もしくは「比叡山」行きに乗りおよそ1時間ほどで地蔵谷になります。 ※京都駅からのバスは冬季期間は運休しているとのことですので事前に公式サイトの時刻表を調べていくのが良いかと思います。 私は京阪バスを使用し三条京阪から向かいましたが、自家用車の場合は施設前に駐車可能なようです。
料金
入場・入浴に必要な基本の料金は以下です。
対象 | 価格 |
---|---|
大人 | 1,300円 |
子供 | 1,000円 |
上記料金で休憩スペースで使用できる毛布と枕、貴重品を入れるロッカーを貸していただけて一度料金を払えば営業時間中はずっと滞在が可能です。 ちなみにタオルの貸し出しはないため忘れてしまった場合タオル代などは別途必要になります。 私はタオルを忘れてしまったのでその場で購入、不動温泉のロゴが入ったオリジナルタオル代200円も追加で支払い1,500円でした。(21年12月時点)
営業時間
営業時間は10:00〜19:00で、毎週木曜日が定休日です。
不動温泉へ
私は三条京阪近くのバス停からバスに乗って向かいました。京都駅からの直行バスも出ているようですが、冬季(12月〜3月)は運休しているとのことなので事前に時刻表をチェックしてから向かうのがおすすめです。
バスは細く入り組んだ山道を登って行きます。車酔いをする方は事前に酔い止めを飲んで行った方がいいかもしれません。 観光客らしき乗客は少なく、度々乗ってくる地元の方に囲まれながらおよそ1時間ほどバスに揺られ「地蔵谷」で下車。バスを降りたのは私一人でした。
降りるとすぐに大きな看板が。たまたま通りかかっただけだったら怪しくてとても入ろうとは思えないかも…。
特に周りに観光客の姿も見えず、一人だったこともありかなり不安な気持ちになりながら看板の指し示すまま階段を登りました。
階段を登り切ると昔ながらのお屋敷のような入り口が。定休日などではなさそうなので勇気を出して恐る恐る入って行くと女将さんが出迎えてくれました。
女将さんに連れられて廊下を進んでいくと広めの座敷のような空間にテーブルが10卓ほど並んでおり、そのうち一つに案内されそのまま女将さんが設備と過ごし方ついて説明してくださいました。座敷のような空間が休憩室になっていて、ひとりあたり一テーブルが専用の席になるそう。
最初に料金1,300円を払うと閉館時間まで自由に過ごしてよく、温泉も何回入ってもいいとのこと。私はタオルを持って行っていなかったためタオル込みで1,500円を支払って貴重品などはロッカーに預けた上で早速温泉へ向かいました。
関西屈指のラジウムの湯
温泉の浴槽自体は少し狭めで3〜4人はいればいっぱいになりそうなサイズ感でした。 窓も締め切られていて 女将さんからラドンを含んだ空気が体にいい!と教えていただいたのでお湯に浸かりながら体にラドンを循環させるイメージで深呼吸を繰り返してみたり。 正直ラジウム温泉の効能などはほとんど調べないまま行ってしまったのですが、少し入ると身体中がぽかぽかに温まりお湯から上がっても湯冷めしづらくずっと温かいまま。なんだかお肌もツルツルになったような…。
休憩スペースが最高!
お湯から上がったら専用の席でしばらくのんびり。 まくらと毛布を貸していただけるので寝転がってゴロゴロしたり、本を読んだりして過ごしました。 食事も注文できるので私は鍋焼きうどんと瓶ビールを注文。ここのお料理は全て温泉の源泉を使っているとのこと。熱々の鍋焼きうどんとビールをお風呂上がりに流し込んで、天国のような気持ちに!少し遠かったけどきてよかった…!
食べたらまたのんびりして、少し眠って、本を読んだり携帯をいじったり、気が向いたらまた温泉に入って…という流れを繰り返し、気づいたら4時間ほど滞在していました。
大学生のような男の子二人組や地元の方らしきおじいさん、ひとりの女性も私の他にもう1組いるなど客層は様々でしたが、皆それぞれのんびりと過ごしておりいい意味で誰も周囲のことを全く気にしておらずとても居心地よく過ごせました。
女子一人で行くには結構ハードル高いかも…なんて思っていたのですが中心地の観光地ではないぶんゆっくり過ごせたし、疲れがたまる年末にまた行こうかななんて考えています。迷っている方は是非!非日常な時間が過ごせるはずです。